マフラー再交換


SuperTrapp

4インチアルミ・フルエキゾースト・セット(ジョルカブ用)

オークションにて落札

武川ボンバーさんざん改造して装着した挙句、「やっぱり静かなのがいい」と芯抜き純正マフラーへ戻したのがちょうど一年前。 なのに何故再びマフラー交換なのか?と問われても、さしたる理由はなかったりする。 まあ、人生そういうもんだ。

しかも選択したのは、あれだけ嫌っていた(他人のは気にしないけど、自分で付ける気にならなかったという意味で)スーパートラップ。 ルックスや音の好みは別として、やっぱり排圧を調整できるのはこれしかないので。 食わず嫌いってとこもあるので一度は使ってみないと、というのもある。

購入したのはれっきとしたジョルカブ用だが、アクティブから発売されていたAXIAL FLOW仕様(55231023AF)ではなく、通常のノーマル(側面排気)仕様だ。 キタコ(542-1118770)のはメガホンタイプなので、PLOTが販売していた物かもしれない。 残念ながら、3社の製品とも既にディスコンになっており、購入できるのは流通在庫のみだ。

側面排気タイプだと、ボディ側面に排気が直撃してしまう。 ボディカラーが黒なので煤けるだけならいいが、溶けたりしたらシャレにならない。 AXIAL FLOWへ変更するには、ディスクとエンドキャップの交換が必要となる。 変更セットも販売されているが、4インチ・アクシャルフロー・ 追加ディスク(6枚)(403-0006)とステンレス・エンドキャップ(036-1200)を購入。 

届いたサイレンサを確認すると、ディスクとの接合面に段差のある旧型だった。 コア内径はΦ40mm。 インナーサイレンサは付属していない。

旧型のサイレンサをAXIAL FLOW仕様に変更するには、ディスクベースプレート(020-1200)が必要となるがチト割高だ。 3mm厚のワッシャを噛ませればよいという話もあるが、ワッシャが段差のRに掛かるので難しい。

そこでノーマル仕様のディスクの内側を、ハンドニブラで削り取った物をスペーサーとして代用した。 AXIAL FLOW仕様のディスクは6枚しかないから、スペーサーにするのはもったいない。 内径が大きいと外径まで大きく見えるが、目の錯覚で実際は同じ物だ。 エキゾーストシールド(405-2120)でも代用できるかもしれない(平ワッシャを噛ませる必要があるかもしれないが)。

専用キットなんで、センタースタンドのストッパーブラケットも付属する。 ゴムは純正品を流用する。

マフラーのステーは、RRサスのフレーム側ボルトに共締めとなる。 普通のジョルカブならすんなり装着できるのだろうが、RRサスを太いカヤバ製に交換しているので、マフラーステーと干渉してしまう。 手持ちのステンレスプレートを使って、取り付け位置をオフセットするブラケットを作成した。

ちょっと見辛いが、上から見た状態。 ブラケットがオフセットしているのは、ナットと燃料タンクが干渉しないようにする為。

手間取ったものの、なんとか装着完了。 当然ながら、キックアームやスタンドとの干渉はない。 ロードクリアランスも問題ないレベル。

横方向へのはみ出し具合。 すり抜けに支障を来たすほどでもない。

ここで一旦試走してみる。 最初、4枚から始めようとしたのだが、エンジンを掛けてみるとやはり音が大きいので、3枚にしてみた。 ガスが少なかったので、近くのスタンドまで往復してみたが、低速の力が全然ない(2速発進は平地でも不可能)。 かといって中高速が良くなったかというとそんなことはなく、とてもじゃないがこれでは使えない。

キャブもいずれ調整する必要はあるが、まずは適正なディスク枚数を見極める必要がある。 まずは4枚に戻してみた。 さらにサイレンサーの位置を20mmほど後ろにズラして、少しでも排気管長を長く取ることに。 これでもナンバープレートより後ろには出ていない。

これでまた試走。 「!!!」 こんどはかなりのパワーアップを体感できる。 タコメーターが無いので当てずっぽうだが、4,000rpmを超えてからのパワーはかなりのもの。 レブリミットも500rpm以上伸びて、1万rpmくらいになったのではないかしらん。 遠心クラッチが悲鳴を上げそうだ。

ただ、音量はかなり大きい。 正直ご近所さんに気が引けるし、会社に乗っていくのもなぁ。 そこで消音対策。 スーパーで購入してきたスチールウールとノーマル仕様のディスクを1枚。

まずはサイレンサーにスチールウールを突っ込んでみた。 試走しようとしたのだが、排圧に負けてスターターが回らなくなってしまった。 ちょっとやり過ぎだったか。 バッテリー充電の為、作業を一時中断。

今度は、AXIAL FLOW仕様のエンドキャップの上から、ノーマル仕様のディスクを重ねてみた。 だが、これもイマイチ。 音が小さくなった気はするが、抜けが悪くてかなりのパワーダウン。 メリットとデメリットでいうと、デメリットの方が大きい。

試走ついでに入間のドラスタへ。 デイトナのインナーサイレンサが何種類かあったので、一番効果がありそうなやつ(39134)を購入。 帰りにコンビニの駐車場で入れてみようとしたのだが、外径が0.5mm大きいのでそのままでは入らなかった。

帰宅してハンマーで叩き入れてみた。 スチールウールを半分くらい巻いて押し込んだので、特に固定はしていない。 ディスクは4枚のままだ。 ついでにサイレンサーの位置をさらに20mm程度後方に下げてみた。 これが限界。

時間が遅かったので、走行はせずアイドリングで確認。 音質はあまり変わらないけど、音圧は多少落ちたみたい。

スーパートラップの不満の一つが、排気口のルックス。 メカメカしい感じがしてあまり好きではなかった。 そこでエンドキャップを取り付けることにした。 何も考えずにルックスだけで、4インチ・オープンエンドキャップ・黒(405-3046B)を発注したのだが、AXIAL FLOW用には専用のオープンエンドキャップ(405-1200)という物があるらしい(なぜか値段は倍もする)。 だが、取り付けてみたら、排気口の面積はなんとか確保できているみたいで大丈夫だった。

排気音については、なんとか許容できるようになったかなと思ったのも束の間、仕事が終わって帰ろうとしたらエンジンが掛からないことがあった。 どうやらプラグをカブらせてしまったようで、しばらく間をおいて再起動して事なきを得た。 排気効率がアップして、(本来の)高出力エンジンになった分、扱いもデリケートになるということか。

だが、休日に楽しみで乗るバイクと違って、ジョルカブの使命は通勤車両。 エンジン始動が不安定というのは致命的といっていい。 帰宅してすぐ元の純正芯抜きマフラーに戻したのは言うまでもない。

スーパートラップに交換してみて、このエンジンの真のパフォーマンスを知ることが出来たのは収穫だった。 だが、スーパートラップをどういじっても、目指すパワー/排気音のバランスに到達することは難しいのではないかとも思う。

とりあえず手放すつもりはないし、いずれいろんなインナーサイレンサを集めて、消音効果の確認実験をやってみたい。 ICレコーダーで排気音を録音して公開するのも面白いかも。

星:★★

コメント:道は険しく、遠い