コガネイ Web Shopにて購入(通販)
クランクケース内圧コントロールバルブというものをご存知だろうか? 自分はつい最近知ったのだが、簡単に言えばエンジンのクランクケースから出ているブリーザーパイプ(ケース内の圧力を逃がす為の管)に装着するワンウェイバルブ(逆止弁)みたいな物らしい。
働きとしては、ピストンが下降してクランクケース内の容積が一番小さくなった状態までは空気を排出し、ピストンが上昇する際は空気を吸わないようにする。 ケース内の空気を圧縮・膨張させることがなくなるので、ポンピング・ロス(圧力損失)が軽減される。 これらの効果は単気筒やV型エンジンに特に顕著だという。
その結果、エンジンの回転上昇が早くなったり、エンジンブレーキが減少するというメリットが得られる。 ロスが減るのだから、同等のパワーなら少ない燃料で出せるハズだ。 反面、ジョルカブのようにブレーキ性能に余裕がないバイクは、エンジンブレーキが少なくなると辛くなる可能性もある。 それから、エンジン始動時には逆に抵抗が大きくなる可能性もあるので、スターターが回らない、キックで始動できないなんてことになる可能性も考えられる。
ただ、このクランクケース内圧コントロールバルブ。 市販品は非常にお高い。 非常に小さな部品で構造も複雑には見えないのだが、1個\18k程度もする。 おそらく高度なノウハウが投入されているのだろうと思うが、興味本位で気軽に買える値段ではない。
逆止弁(チェック弁ともいう)については、本職で空気圧回路を設計したりするので、個人的に馴染み深い。 1個\2k程度で買えるものだし、もしかしてクランクケース内圧コントロールバルブの代わりに使えるかも?ということで試してみることにした。 ちなみに、チェック弁はホームセンターなどでは売っていないので、コガネイ Web Shopで買うのが最も簡単。 個人でも買える。
翌日の朝、出勤のためエンジン始動。 特に始動性は変わらず。 走り出してからも、特に変化はないように思える。 3〜4km走って、交差点にて停止。 ちょっとエンブレが弱くなった(ような気がする)。 それとアイドリング回転数が、”気持ち”(100rpmあるかどうかの差)高くなっている(ような気がする)。 これってポンピング・ロスの低減効果かな? それともプラシーボ効果かな? あるいはその日の気温・湿度などによる違いかな?
加速性能には特に変化はみられない。 車体全体のロスを考えれば、フリクション・ロスやタイヤのヒステリシス・ロス、さらには空気抵抗など他にも大きなロスがある。 ポンピング・ロスだって、クランクケース内のロス以外にも、スロットルバルブによるロスがある。 たとえポンピング・ロスが半分になったとしても、全体からしたら2%程度のものかもしれない。
チェック弁からのオイルの噴出しは見られない。 ケース内の圧力が下がると、オイルの”にじみ”も減るのかな? オイル消費も少なくなったりして(願望)。
96cc程度じゃ劇的な変化というのは感じられないようだ。 それとも市販のちゃんとしたクランクケース内圧コントロールバルブなら効果があるのかしらん? デメリットはないようなので、このまま装着しておくつもり。