通販にて購入
PE24用RAYバルブを購入した販売店のBBSで「PE24用の強化スプリングを製作中」と聞いたのが昨年の11月。 関東の冬季は雨が少なく乾燥しているので問題は出なかったのだが、春になり雨天が多くなって、また張り付きに悩まされるようになった。
対応を待っていても仕方ないので、自分で強化スプリングを探すことにした。
ソテック
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通販にて購入
PE24用RAYバルブを購入した販売店のBBSで「PE24用の強化スプリングを製作中」と聞いたのが昨年の11月。 関東の冬季は雨が少なく乾燥しているので問題は出なかったのだが、春になり雨天が多くなって、また張り付きに悩まされるようになった。
対応を待っていても仕方ないので、自分で強化スプリングを探すことにした。
スプリングについては、クラッチスプリングで勉強したのが役に立った。 PE24のノーマルスプリングは、素線径0.9mm、外径20.5、自由長74.5mm、有効巻数6.5だった。 これを選ばね君で計算させると、ばね定数は0.116N/mmとなった。 セット長を44mmと仮定した場合、セット荷重は3.538Nとなる。 これより強いスプリングを探せばいいわけだ。
スプリングのメーカー、商社は業販のみとしているところが多いのだが、ソテック株式会社は個人客にも販売してくれた。 何度も注文すると、手間と送料がバカにならないので、外径20mm、素線径1.0mmと1.2mmの使えそうなスプリングを一気に購入した。
まず最初にトライしたのは、購入した中では最強の素線径1.2mm、自由長90mm(ばね定数0.255、セット荷重11.730N)。 自由長95mmや100mmもラインナップされているが、密着長の関係でスロットルが全開にならないのではないかと考えて、購入しなかった。
装着してスロットルをひねってみたが、重いのと全開になってないような感触があったので、すぐに次のスプリングに交換した。
次に素線径1.2mm、自由長75mm(ばね定数0.315、セット荷重9.765N)。 自由長はノーマルと同じなので、これなら密着長の問題は出ない。
しかしばね定数が高いので、密着時の荷重は自由長90mmと同様になる。 3日ほど通勤に使ったが、ばね定数が高いとスロットルワークがやり辛い。
考えてみるとスプリングが強くなれば、スロットルケーブルのフリクションも大きくなるのは当然だ。 強化スプリングとケーブルのフリクション低減はセットで行なう必要がある。
現在使用しているケーブルは長さが1,465mmもあり、取り回しも大きく蛇行している。 もっと短いケーブルに変えたらどうかと、仕事帰りに2りんかんでハリケーンの長さ1,055mmのケーブル(品番30100010)を購入した。
しかし長さが足りずに、レッグシールドの中に納まらない。 結局、空中配線になってしまった。 フリクションは多少減ったかなと思うが、極端には変わらなかった。
ばね定数を下げるべく、素線径1.0mm、自由長100mm(ばね定数0.109、セット荷重6.104N)に変更した。 スロットルのフィーリングは改善されたが、密着でスロットルが全開になっていないような印象がある。
密着長を短くすべく、今度は素線径1.0mm、自由長95mm(ばね定数0.116、セット荷重5.916N)に変更した。
この状態で雨天時に走行してみたが、張り付きが発生する度合いは1/3程度になった。 時々、スロットルを煽って、スロットルバルブの動きを良くする必要はあったが、精神的な負担がかなり減ったのは確かだ。
雨天走行後にキャブレターのトップセットを開けて、スロットルバルブを取り出すと、バルブの窪み(スプリングが入るところ)に雨水が溜まっていることがあった。 空気中の水分が結露したとしても、あそこに溜まるとは考えづらいので、スロットルケーブルに付着した雨水が、トップセットを通じて浸入したと考えられる。 中古で買ったキャプなので、シーリングキャップが劣化しているのかもしれない。
トップセットについてもう一つ気になったのは、ケーブルの取り出し部分が曲がっているタイプがあること。 だが、デイトナのPE24用補修部品には載っていない。 調べてみると、MBX125FやTLM200R、TLM220Rの純正キャブレターがPEタイプで、曲がりトップセットになっていた。 PE24に使えるかどうか不明だが、ダメ元で注文してみた。
| 部品番号 | 部品名称 | 個数 |
|---|---|---|
| 16014-KE1-014 | トップセット | 1 |
| 16118-GB4-003 | キヤツプ,ケーブルシーリング | 1 |
PE24から取り外したトップセットと並べてみる。 互換性は問題ない。
元のトップセットのゴムキャップを取った状態。 アウターケーブルを保持する部分を含めて、アルミダイキャストの一体物。
曲がりトップセットは、曲げたスチールパイプをかしめてあり、パイプは自由に向きを変えることができる。
曲がりトップセットで、スロットルのフリクションが減ると考えたのだが、交換直後はむしろ重かった。 曲がったパイプの内側は金属むき出しなので、ワイヤーがこすれて重くなったと考えられる。
そこでワイヤー用のスプレーグリスを注入したのだが、劇的にスロットルが軽くなった。 スロットルをひねって手を放すと、スターン!という音がして勢い良くスロットルが戻る。 たとえ新品ケーブルでも、必ず給油すべきだと実感した。
暫定的に短いケーブルを使用していたが、恒久対応としてデイトナのJAZZ用300mmロングスロットルケーブル(長さ1,130mm、品番21900)を購入した。
だがいざ取り付けようとしたら、インナーケーブルが短くて曲がりトップセットに合わなかった。 結局、1,055mmのケーブルを使うことにした。
全開時のスプリング長についても、ちゃんと測ってみることにした。 スロットルバルブの深さが9.6mm、トップセット側の深さが2mmなので、合計11.6mmだった。 これより短い密着長のスプリングでないと、完全に全開にならない。
改めてスプリングの密着長を実測した結果、素線径1.0mm、自由長85mmが限界だった。 スプリングの力は弱くなるが、ケーブルのフリクションが減っているので問題はない。
これだけ対策しても、湿度が高い日にはスロットルの動きが悪くなる。 しかし大雨でも霧雨でも、張り付きの程度はあまり変わらない。 成果としては充分だ。
今回実施した張り付き防止対策の中で、最も効果が高かったのはスロットルケーブルの注油だったのかもしれない。
星:★★★★★
コメント:まずはケーブルに給油すること。 話はそれからだ。